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「人助けすら損得勘定」…中国における道徳観念の歪み。 [ぼやき]

中国で、車に轢かれた小さい女の子が、誰にも助け出されず、放置され、病院に運ばれた時はもう虫の息で、数日後に亡くなった、という情報が日本のTVで放映されていた。通り過ぎた人はなんと19人!その理由は「人助けしたら損をする」という観念が蔓延しているというものだった。

☆5年前、混雑したバスから降りようとして、人の流れに躓いて転んだ老女を、青年が助けたところ、助けたその老女が、青年を訴えたという。以来、中国人の間に「人助けをしたら損をする」という観念が広まり、仮令命に関わる轢き逃げの被害者であっても、決して助けない、という実態が繰り返されてきた、というのである。

☆これには、もともと中国が歩んできた歴史と繋がっていると、このニュースを紹介したジャーナリストの萩谷氏は語っていた。つまり、19世紀から20世紀において、日本も中国も競争社会への移行を余儀なくされたが、日本ではその移行が明治、大正、昭和といった時代区分に従い、段階的に進んできたのに対し、今から百年前、1911年に帝政が崩壊した中国では、幾重の段階を経ずにいきなり競争社会に移行したのであり、出世の為なら他人を蹴落としても構わないという観念が人々の精神に染み付いているらしい。故に経歴と言うものを彼らは気にしているのであり、それに傷がつくことを彼らは大きく怖れている。

☆そういう社会では、人助けすらも、金を得る為の手段と見えてしまうのだろう。誰かが誰かを助けたら、助けたほうから助けられたほうに報酬を要求される…そういう観念にとりつかれてしまっても無理はあるまい。

☆そうした事態に危機感を抱いた中国政府も、流石にというか何と言うか、人助けをした人にウソの責任を負わせると罰金あるいは禁固刑になること、また人助けした人は御咎めなし、という法律を拵えたのだった。(←広東省深せん市で制定された法律)

☆そんな法律が作られるほど、中国の人々のモラルは崩壊してしまったのか。経済的に急速発展しても、精神がそれに追いつくことはなく、かえって歪んでしまった。それは中国のみならず、日本もアメリカも抱えてきた問題だったはずだ。

☆このような道徳観念の歪みが、世界津々浦々で見られるようになれば、世界は一層のこと、混乱と破滅に向かって進むに違いない。この事態を変える為にも「人間の内面を変えられる」生命哲学の宣揚が望まれる。

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Kimball

あ、少女の話の前にはそんな事情があったのですなあ!
けっして、かの国だけの話じゃないような気もしますね!(T_T)

by Kimball (2011-12-23 21:24) 

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